「自殺対策シンポジウム」と「ゲートキーパー研修」の開催
佐賀県自殺対策協議会への参画

佐賀ビックフットでは、自殺予防の取り組みとしてこれまでに8回のシンポジウムを開催し、自殺防止対策の推進について広く意見提起を行いました。「自殺総合対策大綱(平成1968日閣議決定)」においては、9つの当面の重点施策の一つとして掲げられているゲートキーパーの養成の取り組みとして、平成25以降、計4回のゲートキーパー研修を開催してきました。「ゲートキーパー」は悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことを命の「門番」という意味で「ゲートキーパー」と紹介されています。この門番は、最後の砦(とりで)ではなく、何気ない悩みに早めに気づくことができる身近で多くの人が成りえる存在だと考えています。このような取り組みを通じて1人でも多くの方にこの問題を考えてほしいとの思いで活動しています。また、年2回開催されている佐賀県自殺対策協議会にも参加し、意見提起を行っています。


○第4回ゲートキーパー研修

開催日/2022227日 
場所/リモート 
参加者数/15
内容/講演「生きづらさにどう寄り添うか~グリーフ・トラウマの視点から~」
講師/高橋聡美氏:中央大学人文科学研究所客員研究員、一般社団法人 高橋聡美研究室代表
活動紹介「佐賀ビッグフット ~自死遺族支援を通じて~」
 


○第8回自殺対策シンポジウム〜多重債務と自殺を考える~法律と医療の連携~

開催日/2008126日 
場所/佐賀市文化会館 
参加者数/200
内容/地元報告「多重債務と自殺」 
佐賀県弁護士会 団野克己
基調講演「今、起きていること~相談現場からの声~」
多重債務による自死をなくす会・代表 弘中照美
遺児メッセージ~津軽三味線演奏~    
出-IZR-(いずる)平野 野平
シンセサイザー 吉田 敬

パネルディスカッション
「追い込まれた死を救え~法律と医療の連携~」
コーディネーター 
冨吉賢太郎(佐賀新聞社論説委員長)
パネリスト 
団野克己(佐賀県弁護士会)
徳永剛(佐賀県医師会)
中澤武志(医療法人松岡会 松岡病院 勤務医)
中尾朱実(佐賀ビッグフット・代表)
オブザーバー弘中照美(多重債務による自死をなくす会・代表)
弘中隆之(多重債務による自死をなくす会・事務局長)


○平成18616日 自殺対策基本法が成立

最終的に、全国で集まった10万1055人分の署名を国会に提出し、法制化を求めました。その結果、自殺対策基本法の成立に至ったのです。
しかし、これからの取り組みが重要となってきます。有効な取り組みと成果を求め、今後とも、行政やNPO等の仲間と共に自殺防止の取り組みを続けていきます。
 


○平成184月 自殺総合対策の推進に向けた取り組みに参画~法制化を求める3万人署名活動~

私たちビッグフットの仲間でもある、西田正弘さん(あしなが育英会)、清水康之さん(自殺対策支援センターライフリンク)ら4名が発起人となって進めた、「自殺総合対策の推進」に向けた法制化を実現するための3万署名活動に一緒に取り組みました。
平成10年以降、自殺者が年間3万人を越えています。
自分のこととして考えてみてください。実際には一人ひとりがかけがえの存在であるはずです。この事実を重く受け止め、「3万人分」の署名を集める取り組みが始められたのです。
 


○第7回自殺対策シンポジウム 自死遺族支援全国キャラバンin佐賀
自殺を「語ることのできる死」へ~自死遺族支援 今、私たちがつながりあう~

共催/佐賀県、佐賀ビッグフット 
開催日/2007年8月25日 
場所/メートプラザ佐賀  
参加者数/200名
内容
第一部 講演
「自殺総合対策について」
柴田雅人 内閣府 自殺対策推進・室長
清水康之 NPO法人自殺対策支援センターライフリンク・代表
第二部 遺族メッセージ 「生きやすさを求めて」古賀寛子さん

第三部 パネルディスカッション 『自死遺族支援 ~自殺を「語ることのできる死」へ~ 』
コーディネーター
清水康之(NPO法人自殺対策支援センターライフリンク・代表)
パネリスト
吉木一雄(佐賀いのちの電話・専務理事)
岩瀬達雄(佐賀県健康増進課長)
中尾朱実(佐賀ビッグフット・代表)
古賀寛子(遺族代表)
オブザーバー柴田雅人(内閣府・自殺対策推進室長)
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○第6回「自死遺児シンポジウム〜地域の自殺対策を考える」

■開催日/2007年1月14日(日) ■場所/アバンセホール ■参加者数/300名
内容/
第一部 基調講演『地域における自殺予防支援』
演者/本橋 豊 秋田大学医学部 社会環境医学講座 健康増進医学分野(公衆衛生学)・教授
第二部 遺児メッセージ『お父さん・お母さん死なないで…』
第三部 パネルディスカッション『地域の自殺予防のため、今、私たちにできること』
 


○第5回「自死遺児シンポジウム〜自殺のない社会に向けて 今、私たちにできること〜」

■開催日/2005年7月16日 ■場所/アバンセホール ■参加者数/200名
内容/
第一部「講演:学校に行けない」大阪樟蔭女子大学教授 森田洋司先生
第二部「自死遺族メッセージ」南部節子さん 久保井康典さん
第三部「パネルディスカッション」佐賀新聞論説委員長 冨吉賢太郎氏ほか6名
 


○第4回「自死遺児シンポジウム〜命を考える〜」

■開催日/2003年7月13日 ■場所/ルネッサンスホテル創世 ■参加者数/180名
内容/
第一部「ビックフット活動記録」ビックフット5年間の活動記録を紹介
第二部「生きること・・・」佐賀医科大学4年生 古賀寛子さん(当時)
第三部「本気を出せばなんでもできる」詩人 須永博士先生
自死遺児のメッセージ、そして須永博士先生の講演を通して、「命」の大切さ尊さについて考えるもの。
 


○第3回「自死遺児シンポジウム佐賀」【遺児・遺族の心のケアと自殺防止を考えるシンポジウム】

■開催日/2002年7月7日 ■場所/メートプラザ ■参加者数/140名
内容/
第一部「自殺遺児体験発表」山口和浩さん・平野野平さん
第二部「遺児・遺族の状況について」あしなが育英会 西田正弘氏
第三部「佐賀自殺防止協議会報告」佐賀県精神保健福祉センター 藤林先生(当時)
第四部「パネルディスカッション」パネリスト 西田正弘氏・藤林先生
パネルディスカッションでは、自殺防止を全国に先駆けて佐賀が取り組むことについての評価、勉強会、研修会の必要性などを、会場を交えて意見交換を行う。
 


○第2回「自死遺児支援緊急キャンペーン」

■開催日/2001年7月15日 ■場所/佐賀県青年会議所 ■参加者数/100名
内容/自死遺児が作成した小冊子「自殺って言えない」をもとに、自殺現状報告と自死遺児に対する支援をまとめたもの。自死遺児の久保井康典さん、山口和浩さんによる体験発表も行う。
 


○第1回「自死遺児支援緊急キャンペーン」【全国初の自死遺児シンポジウム】

■開催日/2000年7月2日 ■場所/佐賀県青年会議所 ■参加者数/100名